6月20日(金)ウェスティン都ホテル京都にて労働判例研究会 第2回を開催いたしました。
今回は、弁護士の牛嶋勉氏を講師にお迎えし、「人事評価と昇格・降格に関する諸問題」をテーマにご講演いただきました。
講演では、企業における人事評価に関して問題となりやすい「降格・降級」の事例を中心に、まずその問題点を明確に整理し、法的根拠に基づく分類など、実務に即した分かりやすい解説が行われました。使用者が行う昇進・昇格・降格に関連する主要な法規についても触れられ、実務上留意すべきポイントを確認することができました。
取り上げられた労働判例については、人事評価、降格、懲戒といったテーマ別に整理され、それぞれの判例から導かれる実務的な注意点が丁寧に解説されました。いずれの事例も、日々の企業運営の中で実際に起こり得るものであり、使用者側の意識と対応次第で未然に防ぐことが可能であるとの示唆がありました。
参加者からは、「他人事ではないと実感した」「すぐに自社でも見直したい点が見つかった」などの声も聞かれ、事例研究を通じて具体的かつ実践的な学びを得られる非常に有意義な研究会となりました。